ビーチ清掃に学ぶ①「海は繋がっている」(2021年4月)

先日実施したビーチ清掃では、「宮古島海の環境ネットワーク」協力の元、漂着ゴミについての
ワークショップも同時に開催しました。今回はその内容を紹介します。

2枚目
「漂着ゴミの量」の第一位は何といってもペットボトル。
それをその他のゴミと分別しながら収集。この日も様々なゴミが漂着していました。

3枚目
収集したペットボトルを国別に砂地に並べて数を数えました。
(ペットボトルのラベルに印字されたバーコードの数字(最初の3文字)で、どの国で製造されたものか判別可能とのこと。)

4枚目
さて、結果は…👀
3位 ベトナム 6個
2位 マレーシア 10個
1位 中国 164個

そしてポイントはここからです。(ちなみに日本は2個でした)


次に北太平洋に浮かぶミッドウェー島に流れ着いた漂着ゴミとしてのライターの量の調査結果が紹介されました。こちらはダントツで日本が第1位。
漂着ゴミは黒潮の影響を大きく受けるためこうした結果になるとのことで、けっして「○○の国の人のマナーが悪い」という単純な話ではない、とのことでした。


また、ゴミは捨てられたままだと日光や風雨によって劣化し、どんどん小さくなりますが、
プラスチックの場合はやがて拾えないほどの小さな「マイクロプラスチック」になって海へ流れ出ていきます。そして海の生態系はもとより私たちの生活にも大きな影響を与えている、との話も紹介されました。
ゴミを拾うことの大切さに気づかされた一日でした。


ワークショップとビーチ清掃後、集めたごみの前で記念撮影。この瞬間はキレイになりましたが、またすぐにゴミが漂着しているに違いありません。

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今回はわずか1時間ほどの清掃でしたが、様々な種類のゴミを目の当たりにし、ワークショップでは漂着ゴミを通して地球の環境について考えるきっかけになりました。
当たり前のことですが、
✔︎ポイ捨てをしない、
✔︎ゴミを増やさない努力をする、
✔︎使い捨てのものについて考える、等、
先ずは身の回りの小さなことから改めて見直し、生活にもしっかり反映させていこうと感じた一日でした。
「宮古島海の環境ネットワーク」のみなさん、貴重な機会をありがとうございました。