宮古諸島には、地域の特性を活かした農作物・加工食品・工芸品等を生み出す熱い想いを持った作り手がたくさんいらっしゃいます。
そこで、空港内のお土産店「the Shop」で取り扱っている商品を中心に、それぞれの作り手を紹介していきたいと思います。
第1回目は、養蜂家の佐渡山正光先生。
佐渡山先生は現在も現役で活動している陶芸家でもあり、ターミナルの玄関口や水盤に展示されているシーサーも先生の作品です。
今回は養蜂の取材ということで、伊良部島にある養蜂場にお邪魔しました。
ターミナルの限定商品「島のみつ」は、先生の養蜂場近くにある自然に自生するシロバナセンダングサから採れた蜂蜜です。
島の至る所で目にする白く小さな花はアトピーや高血圧によいとされる薬草としても有名。
宮古諸島の豊かな土壌で育った植物から採れた蜂蜜は、一口食べると華やかな香りがふわ~っと口の中に広がってとても幸せな気持ちになります。
養蜂場にて宮古諸島の蜂蜜について語る先生。
土壌が豊かな宮古諸島では、栄養価や抗酸化力が高いシロバナセンダングサが自生するそうてです。
巣箱の中の様子。一枚一枚に蜂蜜が詰まっています。
蜜蓋をナイフで剥がして密だけの状態にする様子。
蜜蓋ができるくらい糖度が高くなった蜂蜜は、風味も栄養分も豊かなんだそうです。
蜜だけの状態になった巣礎を遠心分離機にかけ、蜂蜜を取り出す様子。
甘~い香りが漂います。
お土産店the Shopで取り扱う「島のみつ」。時期によっては売り切れることもある人気商品です。
養蜂の様子を実際に見学し「私たちは自然の恵みをお裾分けしてもらっているんだな…」と
心から実感しました。宮古諸島の豊かな自然に育まれた美味しい蜂蜜、環境に感謝しながら大切にいただきたいと思います。
佐渡山先生、貴重なお話をありがとうございました。